今日は俺が雪に返事をする日。



そして今俺の目の前に、雪がいる。



真剣そのものの雪の目に、心のどこかに罪悪感の芽が生える。



でも、そんなの幼い俺には見えなくて。



俺は、雪に言った。



「別に良いよ。」



なんて、曖昧な言葉。罪悪感なんて分からなかった。だけど。



“好き”なんて分からなかったから。



普通なら“両想い”でOKする告白を。



“好き”関係なく、OKした。