できるだけ速く!
速く!
歩幅はだんだん小さくなって
どんどん前かがみになっていく
視線は一点に
頭の中は扉に近づく事だけに
集中させた
周りの声がやたらに小さい
私の世界にはきっと君と私だけ
足の先に力を込める
扉の先に夢を込める
あと数歩
扉は目と鼻の先
手を伸ばせば触れる距離
無機質な取っ手に手をかけ・・・
涼しい風が吹いた
暖かい陽射しの中で
大好きな君が、にへらと笑った
君の髪を陽の光が柔らかく通り過ぎる
あまりにも広がっている光景が春だな
「来週から雪が降るかもなんて信じられないよね」
私は君の笑顔が信じられない
「・・・」
素っ気ない私にまた笑顔を向けてから
いつもの場所に戻って日向ぼっこに戻った
猫みたいだなあ
よくはねる左右の髪を見て思った
君は気持ちよさそうに体を机にあずける
君の席は一番日当たりのいい所だ
いっつも君を見る度に日向ぼっこしてる
この席の特権だと前言っていた
ずっとみてると君は鼻歌をはじめる
優しいメロディー
君の声は今私しか聴いていない
この特別感に心を満たした
ああ、やっぱり私は君が好きだ
速く!
歩幅はだんだん小さくなって
どんどん前かがみになっていく
視線は一点に
頭の中は扉に近づく事だけに
集中させた
周りの声がやたらに小さい
私の世界にはきっと君と私だけ
足の先に力を込める
扉の先に夢を込める
あと数歩
扉は目と鼻の先
手を伸ばせば触れる距離
無機質な取っ手に手をかけ・・・
涼しい風が吹いた
暖かい陽射しの中で
大好きな君が、にへらと笑った
君の髪を陽の光が柔らかく通り過ぎる
あまりにも広がっている光景が春だな
「来週から雪が降るかもなんて信じられないよね」
私は君の笑顔が信じられない
「・・・」
素っ気ない私にまた笑顔を向けてから
いつもの場所に戻って日向ぼっこに戻った
猫みたいだなあ
よくはねる左右の髪を見て思った
君は気持ちよさそうに体を机にあずける
君の席は一番日当たりのいい所だ
いっつも君を見る度に日向ぼっこしてる
この席の特権だと前言っていた
ずっとみてると君は鼻歌をはじめる
優しいメロディー
君の声は今私しか聴いていない
この特別感に心を満たした
ああ、やっぱり私は君が好きだ
