やっと笑顔でいられる。 そう思った。 次の日には幼なじみが来てくれた。 屋上でみんなを待つ私。 屋上の扉が開くと、みんなが私に向かって走ってる。 「「「舞梨奈!」」」 その勢いで涼也とハグした。 「みんな、心配かけてごめんね。」 「ううん。」 穂花が言った。 「記憶が戻ってほんとに良かった。」 恵太が続いて言った。 「またいっぱい話そうな。」 涼也が笑顔で言った。 「うん!」 私も笑顔でうなずいた。 こんなに笑顔になったの久しぶりだった。