主任さんが笑顔で麻衣さんに言った。
「主任…。
すみません。今日はお言葉に甘えて休ませていただきます。」
麻衣さんも笑顔で言った。
藤沢先生と水野先生によると、私の今の状態は昏睡のなりかけで意識が戻るかどうかも分からなく、危険な状態らしい。
私は生死の境をさまよっていた。
このことはお兄ちゃんと涼也に伝えられた。
私の家。
お兄ちゃんも涼也もソファーに座っている。
「昏睡…。舞梨奈、昨日まであんなに元気だったんだよ?」
涼也が泣きそうな顔で言う。
「俺も嘘だって思いたい…。何で急に…。」
お兄ちゃんも泣いてしまいそうだ。
「意識が戻るかどうかも分からないなんて…こんなの信じられるかよ…!」
涼也はそう言うと、2人とも両膝に肘をつきうつむいた。
次の日。
私の意識はまだ戻っていない。
すると、私につけられているモニターが危険な状態を示した。
