そんな会話で私たちは仲良くなった。


そして、またいつものように大学で優真といた時。


私たちの気づかないところで涼也はすれ違っていた。


私と優真が仲良く楽しそうに話している姿が涼也にとって裏目に出ていた。


涼也の心には日に日に少しずつ嫉妬心が募っていく。

私はそのことに気づかずにいた。


夜、私の家。


私たちは夕食の準備をしていた。


「お兄ちゃん、これ持っていってくれる?」

お兄ちゃんにお皿を渡した。

「おう。」

「ごめん、舞梨奈。俺、今日は夕食いらないから。」

「え、どうかしたの?」


「別にどうもしないよ。」


涼也はそのまま部屋に行った。


「舞梨奈、涼也どうしたんだよ?」


「分かんない。体調でも悪いのかな…。」


私とお兄ちゃんは不思議だった。


これを境に涼也との関係が崩れていく。


寝る前。


涼也がいる部屋に行った。