毎日のようにあなたは病室に来て、体の具合を心配してくれて、楽しいお話もたくさんしてくれた。
そんな些細なことが本当に嬉しかった。
それに、千歌のこともいつも気にかけて、見かける度に声をかけてくれた。
本当に心を許した相手しか話せない千歌が、あんなに笑顔で舞梨奈ちゃんのお話をしてくれた時は涙が出そうなくらい嬉しかったの。
千歌も心を開いて舞梨奈ちゃんと少しずつ話せるようになってすごく安心したわ。
舞梨奈ちゃんと過ごした日々は絶対に忘れないからね。
あなたに出会えていなかったら、私も千歌もこんなに楽しい日々をきっと過ごせていなかったと思う。
あなたには感謝しきれないほどたくさん支えてもらった。
心の底からありがとう。
本当に本当にありがとう。
それなのに、舞梨奈ちゃんの優しさに応えることが出来ずに、こんな形でお別れなんて寂しいし残念で仕方ない。
本当にごめんなさい。
それと、あなたに一つお願いがあります。
ほんの少しでもいいから、時々ひまわり園に行って、千歌に顔を見せてやってほしい。