迷宮ハート


「よっと・・・!!」


「何してんだ!!美隼さん!!」


何でその当たり前の質問?


「帰るんでしょう?」


「あなたはどこへ帰ろうとしているんだ!?」



うちは屋上の角に行き、鉄柵を乗り越えたんだ。



「家しかないでしょう!?」


家以外にどこに帰るのさ!?


「もう、面倒くさい!!ほらっ!!行くよっ!!」


面倒になったから、碧君の胸ぐらを掴んでそのまま・・・