「は?火は?」

何も持ってこずに教室に戻ったあたしたち。

そこではかなが、怒ったような顔をしていた。

「ねぇ、かな。」

「なに?」

「あたしたち、やり過ぎじゃない?」

「は?」

「どうしたの、はー、…」

案の定、ふたりは、不思議だ、って顔をしている。

「イタズラだと思ってやってたけど、最近は酷いよ。イジメになってる。」

「え?最初からイジメだったじゃん。」

大丈夫、大丈夫…

高鳴る胸を抑えて、必死に抵抗する。

「でも、間違ってるよ!」

すると、

「ふぅん…じゃあ、あんたが相澤さんの代わりになる?うちはいいけど。」

「あたしも、いいけど。楽しければいいし。」

何、言ってんの?

じゃあ、じゃあ、

「ゆん、、、」

「あ、あたしもいいよ!」

え…

「じゃあ、決定!もういいよ、相澤さん。」

「お疲れ様〜☆」

どうかしてる…

「じゃ、イジメゲーム第五弾、開始☆」

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