「透哉君、どうしたの〜⁇」

「ずぶ濡れじゃん。」

部屋に帰って、女に絡まれた。

「あー、うん……頭からジュースかぶったから。」

「とりあえず、上の服 脱いだら⁇

少しでも乾かす為にさ。」

俺がワイシャツのボタンを外し始めると

「私が脱がせてあげるよ。」

とかって言って、女が俺のワイシャツのボタンをひとつひとつ外していった。

俺は手を止めて、女にされるがままにされた。

「ありがとうな。」

俺は女の頬にキスをした。

化粧ケバいから、口にしたら グロスが付きそうで嫌だったから。

「いいえ〜。」

女は照れで少し顔を赤くさせて、言った。

その後、終了の時間になるまで歌って 部屋を後にした。