「……あります。
美嘉には、幸せになって欲しいと思っています。」
「前の美嘉を姫から外した時かって、お前は美嘉を傷つけた。
いつもお前は美嘉を傷つけているのに、美嘉は優しいからそれを全て許してしまっている。
それに甘えてるのか⁇」
自分のでもそう思う。
俺は美嘉に甘えすぎている。
「男なんだから、しっかりしろよ‼︎
そんなやつに美嘉を任せられねーよ‼︎」
瑠希さんにそう怒鳴られた。
そんなこと、自分が一番 自覚してる。
「そう、ですよね。」
瑠希さんにそう言われて、余計に自分に自信がなくなってきた。
こういう時、麗夜なら どう言うんだろうな。
あいつは、
"何が何でも、俺が守ります‼︎"
とかって、馬鹿みたいに言うんだろうな。
俺は麗夜のことが羨ましい。



