実際、カラオケに行った感想としては あまり面白くなかったし、楽しくもなかった。

やっぱ……美嘉が居ねーと。

俺は空になったグラスに新しい飲み物を入れに外へ行くと 1人の女が俺についてきた。

「透哉君はぁ、何にするのぉ⁇」

すっげートロイ喋り方をして、やたらと胸を押し付けてくる女に俺はイラっとした。

最近だと、麗夜と美嘉とかに言われて イラってしても あまり殺気を出さないようにしてるから、多分 この女は俺が苛立っていることに気づいてないんだろうな。

「ん⁇アイスコーヒー。」

「なら、私もそうしよぉ〜。」

……勝手にすればいいだろ⁇

フリードリンクのコーナーには 先にジュースを淹れてる人がいた。

なーんか、見たことあるな……。

振り返ったその人を見てわかった。