瑠希さんは、
「わかった、今から 倉庫で説教すんぞ。」
って言って 倉庫の方へ歩き始められた。
俺は美嘉の手を握ったまま、倉庫へと戻った。
普段なら、こんなことしないかもしれない。
そうだけど……今日は特別だ。
今から、瑠希さんの説教を受けるはずなのに 俺の気分は最高。
……この後、最低にまで落とされるのかも知れないけれどな。
「月波、座れ。」
俺は 床に座らされた。
胡座をかいたら、
「正座だ、正座しろ‼︎」
って言って、怒鳴られた。
この部屋には 瑠希さんと俺しかいない。
「てめえ、今までも美嘉にこんなことしてきたのか⁇」
「こんなこと、って言うのは……⁇」



