「あ"ぁ⁇何だ てめえ……。」

なんか、聞いたことある声……。

「瑠希さん……じゃないですか⁇」

「あ……えっ⁉︎
んな訳ねーだろ⁉︎」

……すごい声 裏返ってるし。

「とりあえず……女の子に触れてるその手 どけな。

汚れる。」

本当に手を離した 多分瑠希さんに俺は一安心する。

「何⁇何か用⁇」

美嘉は俺に向かって、そう言ってきた。

あぁ、やっぱ……俺 嫌われてんだな。

「何もない。
気をつけて帰れよ。」

俺は美嘉の頭を撫でようと手を伸ばした。

けど、その手が美嘉の頭に触れる前に手を引いた。

だって、俺は嫌われてるから。

嫌われてる奴に触られたくないのは、誰でも同じだろ⁇