「もう、しんどいんだって……透哉は人気だから いつも周りに人が居るじゃん。

だから、話しかけに行くのにも勇気が要るんだよ。

私が勇気出して、話しかけに行っても 冷たくあしらったりもするじゃん……。

透哉の気持ちが分からない。

透哉は私のことが本当に好きなの⁇

私ばっかり、透哉のことが好きで……辛い。」

俺のせいで、美嘉に色々と 嫌な思いをさせていたんだな。

「どうしたらいい⁇
どうしたら、美嘉は 苦しくなくなる⁇」

さっきから、これしか言っていない気がする。

「透哉が私から離れていってくれたら……」

「美嘉、本気で言ってる⁇

俺は美嘉の幸せを願ってる。
俺が居なくなれば、本当に美嘉が幸せになれる、っていうなら……俺は……別れるのも 仕方ないことだと思う。

俺が居ると辛い⁇」

やばい、なんか涙が出そうだ。