今日のことがあってから・・・私は怖くて仕方がない・・・・。まさか誰も居ない自分の部屋から声がするなんておかしいに決まってる・・・・。
 私は気味が悪くなり、すぐに寝る準備をして布団に入ろうとしたときだった。


【マリ・・・・ちゃ・・・ん・・・。】


「Σ!??」
 今度ははっきり聞こえた・・・・。そして場所も大体分かった・・・。恐らく・・・・私の部屋の押入れだろう・・・。私は押入れに一歩近づくと深呼吸をしてから押入れを一気に開けた。


「Σあ・・・・。」


押入れを開けるとひとつのぬいぐるみが落ちてきた。ぬいぐるみは私の宝物の【マー君】だった・・・。私はこのぬいぐるみを見るのは恐らく3年ぶりだろう・・・。だから少し懐かしく思えてそのぬいぐるみを拾い、ほこりをはらって机の上に置いた。


「おやすみ・・・マー君。」


私はぬいぐるみに挨拶をするとすぐに眠った。だけどマー君は少し怒っているようにも見えた・・・・。