翌日…

輝は昨日考え過ぎて寝不足気味なうえに放心状態でいる。

「おい。輝~。」

輝の目の前で手をひらひらと振ってみせる樹里。

「へっ?あっ,何??」

「お前何ぼーっとしてんの??」

樹里が輝の眉間をつく。

「っ…いや。別に…。」

つかれた箇所をおさえながら焦る。

そんな輝を不思議に見ている瑠実と藍那と,毎回つまらなそうに見ている瑞樹,そして事情を知っていて面白そうに見ている秀。

「ね~秀何か知ってるの??」

「確かにお前何か知ってそうだし」

「別に何も。」

「教えようよ~。」

2人の陰でコソコソ話をする秀たち。