「ヒロこそ、なにやってんの。謝りなよ」
「うるせーよ。まじお前死ねば」
死ね。そんなことを言われたのは初めてだった
「最近、お前うざいんだよね。正義ぶりたい年頃なのか知らねーけど。いちいちうるせーし」
「俺ら、お前ともう遊んだりしねーから」
俺ら、、、?
勇姿と類もそう思っているのか
僕はなんとも言えない感情に襲われた
恐怖
悲しみ
苛立ち
どれも近いようで近くない
その日から僕へのいじめは始まった
最初は筆箱の中身を全部捨てられたり
上靴の中に画びょうを入れられたり
体操服を隠されたり
間接的なものばかりだった
でも、最近は暴力を奮ってくるようになった
ヒロは悪いことには頭が働く
トイレへ連れ込まれ、無理やり服をぬがされ
お腹を思い切り殴られたり
コンパスの針を腕に刺してきたり
傍から見れば傷なんて見えないから先生も気づいてくれなかった
そろそろ心も体も限界を迎えようとしていた時、お母さんが遊園地へ行こうと言ってくれた
最初は行きたくなんかなかった
でも、たくさん笑った すごく楽しかった
久々にあんなに話したしあんなに笑った
お母さんは僕がいじめにあっていることを知っているのだろうか
いっそのこと話してしまおうか
悩んだ結果、全部を話した
お母さんは泣きながら抱きしめてくれた
それがどんだけ嬉しかったか
次の日の朝、僕はいつものように学校へ行くふりをして家を出てきた
お母さんは行かなくてもいいと言ってくれたけれど
今日は心に決めた一つのことを実行したいと思う
ついたのは学校の裏側にある廃墟ビル
前まではここで4人でこっそり入ってよく遊んでいた
でも、今日は遊びに来たんじゃない
ある一つの決心を胸に屋上へと上った
僕は今日、ここで死ぬ
「うるせーよ。まじお前死ねば」
死ね。そんなことを言われたのは初めてだった
「最近、お前うざいんだよね。正義ぶりたい年頃なのか知らねーけど。いちいちうるせーし」
「俺ら、お前ともう遊んだりしねーから」
俺ら、、、?
勇姿と類もそう思っているのか
僕はなんとも言えない感情に襲われた
恐怖
悲しみ
苛立ち
どれも近いようで近くない
その日から僕へのいじめは始まった
最初は筆箱の中身を全部捨てられたり
上靴の中に画びょうを入れられたり
体操服を隠されたり
間接的なものばかりだった
でも、最近は暴力を奮ってくるようになった
ヒロは悪いことには頭が働く
トイレへ連れ込まれ、無理やり服をぬがされ
お腹を思い切り殴られたり
コンパスの針を腕に刺してきたり
傍から見れば傷なんて見えないから先生も気づいてくれなかった
そろそろ心も体も限界を迎えようとしていた時、お母さんが遊園地へ行こうと言ってくれた
最初は行きたくなんかなかった
でも、たくさん笑った すごく楽しかった
久々にあんなに話したしあんなに笑った
お母さんは僕がいじめにあっていることを知っているのだろうか
いっそのこと話してしまおうか
悩んだ結果、全部を話した
お母さんは泣きながら抱きしめてくれた
それがどんだけ嬉しかったか
次の日の朝、僕はいつものように学校へ行くふりをして家を出てきた
お母さんは行かなくてもいいと言ってくれたけれど
今日は心に決めた一つのことを実行したいと思う
ついたのは学校の裏側にある廃墟ビル
前まではここで4人でこっそり入ってよく遊んでいた
でも、今日は遊びに来たんじゃない
ある一つの決心を胸に屋上へと上った
僕は今日、ここで死ぬ

