私は小学生の時、いじめを受けたことがある
いじめと呼ぶべきものか分からないほどのくだらないもの
女子という生き物は自分が有利に生きていくため、哀れに見られないために群れを作りたがる
当時の私もそうだった
とりあえず、一人にならなければいい
そんな感じだったが気づけば1番目立つグループに入っていた
上辺という世界でうまく生きていくには愛想笑い、お世辞、ありとあらゆる偽りを駆使しなくてはならない
私も要領よくこなしているつもりだった
だが、生き方を間違えたらしい
「恋バナしよ〜」
でた。女はすぐに恋バナをしたがる
人の話を聞きたいという前置きで結局は自分の話を聞いて欲しいのだ
私は恋バナが嫌いだ
人の恋なんて興味が無い
ましてや、応援してね?などと言う意味がわからなかった
他人が応援したところで何になる
まだ恋をしたことの無い私に分かることは何も無い
「絵里は最近どうなの?」
絵里。このグループのリーダーのようなもの。つまり、クラスの女王様的存在だ。可愛くて、先生達への対応もうまい。だけど私は絵里が苦手だった。要領がいい分、私にはただのわがままに見えて仕方が無いのだ。
気に食わないことがあると周りを使う。
自分は決して動かない。手を汚さない。
まるでアリとカマキリ
そんな絵里は、最近、クラスの人気者、真田広之が気になっているらしい
真田はみんなに優しく面白い
男子とあまり話をしない私でも真田と話すのは楽しい
ある日、こんな噂が流れた
"真田って千代のことが気になってるらしいよ"
真田の私に対する好意への喜びなんかより
絵里の耳にこの噂が届いてないか不安だった
当然のごとく、噂は届いていた
その日からだ
絵里のグループから無視をされるようになったのは
私は可哀想だと思われるのが一番嫌いだったため
地味な人達と行動を取ることにしたが
しだいに無視はクラスの全員からされるようになって行った
ひとりでご飯
ひとりで移動
ひとりで休憩
どれも今まで可哀想な人がやることだと思ってきたが
グループから外され客観的に見ることで
群れを作りたがる女共がどれだけ馬鹿かがよく分かる
一人ってこんなにも楽なものなのか
もっと早くに気づけばよかった
今思うとこれも一つの強がりだったのかもしれない
クラスのみんなからの無視は小学生を卒業して中学がバラバラになり、消えていった
いじめにあっていたことを親も薄々気づいていたと思う
けど、確信を持たせたくなくて
家では何も無いように振舞った
親と2人きりになると学校はどうだ?とか聞かれていじめの話に持っていかれそうだったから極力、自分の部屋にいるか兄弟といるかをして過ごしていた
いじめと呼ぶべきものか分からないほどのくだらないもの
女子という生き物は自分が有利に生きていくため、哀れに見られないために群れを作りたがる
当時の私もそうだった
とりあえず、一人にならなければいい
そんな感じだったが気づけば1番目立つグループに入っていた
上辺という世界でうまく生きていくには愛想笑い、お世辞、ありとあらゆる偽りを駆使しなくてはならない
私も要領よくこなしているつもりだった
だが、生き方を間違えたらしい
「恋バナしよ〜」
でた。女はすぐに恋バナをしたがる
人の話を聞きたいという前置きで結局は自分の話を聞いて欲しいのだ
私は恋バナが嫌いだ
人の恋なんて興味が無い
ましてや、応援してね?などと言う意味がわからなかった
他人が応援したところで何になる
まだ恋をしたことの無い私に分かることは何も無い
「絵里は最近どうなの?」
絵里。このグループのリーダーのようなもの。つまり、クラスの女王様的存在だ。可愛くて、先生達への対応もうまい。だけど私は絵里が苦手だった。要領がいい分、私にはただのわがままに見えて仕方が無いのだ。
気に食わないことがあると周りを使う。
自分は決して動かない。手を汚さない。
まるでアリとカマキリ
そんな絵里は、最近、クラスの人気者、真田広之が気になっているらしい
真田はみんなに優しく面白い
男子とあまり話をしない私でも真田と話すのは楽しい
ある日、こんな噂が流れた
"真田って千代のことが気になってるらしいよ"
真田の私に対する好意への喜びなんかより
絵里の耳にこの噂が届いてないか不安だった
当然のごとく、噂は届いていた
その日からだ
絵里のグループから無視をされるようになったのは
私は可哀想だと思われるのが一番嫌いだったため
地味な人達と行動を取ることにしたが
しだいに無視はクラスの全員からされるようになって行った
ひとりでご飯
ひとりで移動
ひとりで休憩
どれも今まで可哀想な人がやることだと思ってきたが
グループから外され客観的に見ることで
群れを作りたがる女共がどれだけ馬鹿かがよく分かる
一人ってこんなにも楽なものなのか
もっと早くに気づけばよかった
今思うとこれも一つの強がりだったのかもしれない
クラスのみんなからの無視は小学生を卒業して中学がバラバラになり、消えていった
いじめにあっていたことを親も薄々気づいていたと思う
けど、確信を持たせたくなくて
家では何も無いように振舞った
親と2人きりになると学校はどうだ?とか聞かれていじめの話に持っていかれそうだったから極力、自分の部屋にいるか兄弟といるかをして過ごしていた

