ガサガサ

ソマリ 「ティグアムさん、頼まれてた物買ってきました。」

ティグアム「あら、ありがとう。それじゃあ ホト様にこれを届けてちょうだい。」

ティグアムに渡されたのは小さな小包だ。ホトお嬢様宛の。


コンコン

ソマリ 「ホトお嬢様、小包をお持ちしました。」

ホト 「・・・置いておいて。」


ーその夜ー

ソマリ 「んー、疲れた。」

仕事を終え 部屋に戻った僕は大きく伸びをした。今日もホトお嬢様を見る事出来なかったと思いながら

ベッドに倒れた。



キィ・・・バタン

ソマリ 「ん・・・。」

物音でふと目が覚める。時刻は夜中の1時だ。

ソマリ 「ふわぁ・・・喉乾いたな。」

僕はキッチンに向かった。


ソマリ 「ふぅ・・・こんな時間に起きるのは久しぶりだな〜。」

ふと 昔の事を思い出した。

昔は夜間ばっかりだったな・・・。今じゃすっかり朝に強くなったけど未だに夜にも強いんだよな。

バタン

ビクッ!!

ソマリ 「な・・・んの音?びっくりした。」

僕は音のした方に向かった。どうやら屋上に続く階段から音がしたようだ。

キィ・・・

屋上に続く階段を登り 扉を開ける。

ぶわっ

ソマリ 「わっ!!」

扉を開けた瞬間 風が強く吹きかけた。

ソマリ 「さむ・・・。」

物音は風のせいだと思って 部屋に戻ろうとした時

ガッ!

ソマリ 「ウッ・・・!」

ドサッ