チュンチュン

心地よい光が窓に差し込んでくる。温かい日差しの中あるお屋敷に1人の青年が足を踏み入れた。




コンコン

?? 「はい どうぞ。」

ガチャ

?? 「初めまして、今日からここの執事をする者です。」

?? 「 あなたが新しい執事ですね私はティグアム。チェルシー家のメイド長をさせて頂いてます。」

艶のある黒髪を綺麗にまとめた女性は新しく入った執事に自己紹介をした。

コツコツ・・・

コンコン

?? 「はい。」

?? 「 失礼します。」
ーーー





ソマリ 「ホトお嬢様 散歩に行きませんか?」

ホト 「・・・行きたくない。」


初めまして、僕の名前はソマリ・レイフト つい最近チェルシー家の執事になったばかりです。

僕の仕事はチェルシー家の一人娘 ホト・チェルシーお嬢様の執事になり、お嬢様のお手伝いをする事。

ホトお嬢様は綺麗な灰色の髪と深海のような深い青色の瞳が印象的なお嬢様です。優しくて綺麗な方

なのですが・・・ 少々引きこもり気味体質なお嬢様です。そこで執事の中で1番最年少の僕にホトお嬢様の

お世話係に任命され、お嬢様の引きこもりを治すためにチェルシー家に来ました。

ソマリ 「はぁ・・・。」

ティグアム「ため息なんてついて、どうしたのですか?ソマリ。」

掃除を終えたティグアムが戻った。その背後から金髪の髪をポニテにした女の子 レイア・ティ・ロップ

がほうきを持って姿を見せる。

レイア 「ソマリ君、大丈夫ですか?何かあったらいつでも相談にのりますからね!」

ソマリ 「ありがとう、レイア。大丈夫だよ。」

笑って手を振る。ホトお嬢様の引きこもりを治そうとした人は僕で5人目だそうだ。

なかなか難しい方だなぁ。

ティグアム「無理もないですわね。ここ最近お嬢様の顔を見ることが少なったのですし。」

レイア 「メイド長もですか?私もそう思っていました。」

2人でため息をついた。