死神であって死神でない。 こんな複雑な立場にいながら、 俺は今まで寿命を伝えるだけだった。 その結果、多くの相楽家の人間は“今”と言う時間を精一杯生きていけただろう。 それをサポートしていくのは普通の死神の役割なのだ。 でも、それだけでは駄目だ。 そう思わせてくれたのが、亜璃子さんだったんだ。