俺は携帯電話で上司と話している。
内容は、『亜理紗』は本当に俺の探している『彼方亜理紗』なのかと言うこと。
そんな話をしながら、俺は『亜理紗』に目線をむける。
『亜理紗』は、俺のほうを見て、ボーっとしていた。
そんな姿は、『相楽家』の血縁者と言って違いはないような気がする。
電話が終わり、『亜理紗』の方へ向き、言い直した。
上司に丁寧に扱うように言渡されていたからだ。
「初めまして。彼方亜理紗さん。僕は栗栖棗と申します。今後お見知りおきを…。」
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