またもや、『棗』は馬鹿にしたような笑いを含み、言い放った。 『相楽家の血筋にしては鈍感だねぇ。純情って言うか?後、半年しか生きれないなんて残念。』 私は、悔しくて、唇をかみ締めた。 その様子を見て、勝ち誇った顔をして『棗』は言った。 『俺は栗栖棗。何度も言ってるだろ?何者かって、相楽の血や容姿をこよなく愛する『死神』だ。』