一人じゃ何もできないちっぽけな人間だって… それを見越したように、棗は言った。 『じゃぁ、たくさんの人がいて、その人たちに愛される生き方をするために、契約しないか?俺と。』 「でも…。私はいつも迷惑をかけて…。」 すると棗は、思いつめたように言った。