『そう。ただ、あの所長は厄介よ。』 「それは知ってます。」 『いいえ、まだ知らないわ。』 顔を歪め、言う。 『あの男は、私に契約させた。あの日、亜理紗は必ず殺さない。ただ、こっちの世界に留めておけって言ってた。』