黙り込んで何も言わない俺に向かって言いやがった。 『嘘!棗、拗ねた?やっぱり幾つになっても弟は可愛いわぁ~。やっぱり…』 「可愛いっていうな!」 姉がなにか言う前に言葉を被せた。 『霞、水城さん来たわよ!』 『はーい。すぐに行くわ。』 姉は、俺の方を見て言った。