ドックンドックン そんなわけない。 この音が笹木には聞こえないのだろうか。 ドキドキし過ぎるから困ってるんだって! はぁ。 また泣きそう。 「ドキドキしないとか、そーゆことじゃなくて。 本当に、離して!」 「ごめん、無理。 なんで俺のこと避けてるのか 説明して。 じゃないと この手は離さない。」 しまいには そんなこと言われる始末。