「しーおーり!」



私の家の前で叫びながら、チャイムを鳴らしまくる亮



「あーもううっさい」



私はすぐに準備を済まして、玄関をあけた





「はやく行こうぜ!」



亮が満面の笑みで私の手を引っ張り、車に乗り込ませる




今日は走と千恵の命日だ…




一応千恵が元凶でも最後に謝ったあの顔…



あれだけですべてを許せるような気がした