うぅ……
知ってはいたけどやっぱりショック。

だってさ!
私とほんとに真逆じゃん!


「そんなことより好きな奴って
「じゃあ家着いたしまた明日ね!」


結斗がまた聞いてきたけどこれ以上聞かれないように家に入る。


駆け足で階段をかけあがって部屋へと急ぐ。

机に置いてある鏡に自分をうつして
改めて私を見る。



胸辺りまである真っ黒なストレートロング。

邪魔にならないようにピンで流してる長い前髪。

童顔の顔に変化のないナチュラルメイク。

どこも着崩してないぴっしりした制服。

短くも長くもない、いたって普通のスカート丈。


きっとぶさいくではないと思う。

平凡なんだ。普通なんだ。

そして、このスタイルが私。