「遊園地って楽しいね!ジェットコースターまた乗りたい!」

「じゃああとでもう一回行きましょうよ!」



ジェットコースター、メリーゴーランド、コーヒーカップ…。


一通りアトラクションを回って、白金先輩はすごく楽しそう。


無邪気で子どもみたい。



なんだか、白金先輩のいつもと違う一面が見れて嬉しいな。


しかも独り占めしてる…。



そう思うと、またニヤけそうになった。



でも、油断はできない。


ダイヤがまだどこかにいるはずだ。



でも、ゴーカートのときからかなり時間が経つけど、何も起きてない。


ダイヤは諦めたのかな?


…え?あのダイヤが?



そんなわけはない!!


絶対、また私を不幸にしようと意地悪そうに笑ってるはずだ!!!



「あれまだ乗ってないよね」

「えっ?」



ハッとして白金先輩を見る。


白金先輩が指をさした先には、大きな観覧車があった。