ガタン。


揺れで目を覚ます。


バスが揺れたみたいだ。



「…お前、よく寝るな」


「…っ!?」


思わずダイヤから離れる。


どうやら、ダイヤに寄りかかって寝てたみたい。



なんだか恥ずかしくなって、うつむいた。



「お前寝ながら笑ってたぞ」


「うそ!?」


「夢でも見てたのか?」



…見てた。


朝の続きだった。



次寝たら、続きが見れるのかな……?



「子どもの頃の夢見てたみたい」


「あ?今も子どもだろ」


「うっさい!」



ダイヤに怒りつつ、夢の続きが気になった。