ドキッ。



こいつ、こんな顔して笑うことあるの…!?


いつも意地悪そうに笑うだけなのに。



「お、うまい」


ダイヤはいちごミルクを飲んで満足そうだ。



「あ、ちょっと待って!」



私はダイヤの手からいちごミルクをパッと取った。


「なんだよ!」


「いや…他の人に見られたら、いちごミルクが浮いてるみたいじゃん?ダイヤの姿は見えないんだから」


「ああそうか、じゃあ俺の姿見えるようにして…」


「ダメ!!人気ないとこ行くよ!」



ダイヤを引っ張って、中庭に行った。