「なによ!いくら超強運だってねえ、男運ゼロなんて意味ないじゃん!うぎゃー!」

「うわあああ!」


リナちゃんの肩を強く揺らすと、リナちゃんが悲鳴を上げる。



「ほらほら、神の子がそんなささいなことで怒らないの」



ミユちゃんが冷静に言ってくる。


私は矛先をミユちゃんに向けた。



「どの口が言うかー!彼氏いるからってバカにしてるでしょー!」

「ゲホゲホっ!」



ミユちゃんの首を絞める。


…真似をする。



超強運の私にも、弱点があった。




…そう、男運だけはゼロなのだ。