「この前は大型テレビだったから持ち帰るの大変だったんだよねー。でも今日は楽チンでいいや」

「真珠、その感想なんかおかしいよ」


友達のミユちゃんが引きつった笑いを浮かべてる。


「いいなー!私も運強かったらなあー」


うらやましそうに言う友達のリナちゃん。



「そんだけ運強いならなんだって手に入るよね!彼氏とか!」



グサッ。


何かが私の胸に突き刺さる。



「………いませんけどなにか?」


「えっあっ…ごめん」



リナちゃんが「しまった!」というように笑った。