悪魔に取り憑かれました。

「純おめでとー!」

「白金ー!」


白金先輩と花嫁さんが腕を組んで、歩いてきた。


周りの人たちは花びらをまいて、祝福する。



白金先輩、すごく幸せそう。


花嫁さんはとってもキレイで、もちろん幸せそう。



私もいつか、あんなキレイな花嫁さんになれたらなあ。



ボーッとそんなことを考えていて、はっとしたら、花嫁さんが後ろを向いて、ブーケを投げるところだった。



女の人たちが花嫁さんの方に近づいて、手を伸ばす。



あ、一歩遅かったな…。


諦めて、その場から見ていた。



するとー…。



「え?」