「ねえ、ルビー」

「何よ」

「もしかして、ダイヤが私のこと助けるの分かってて、私に死んでって言ったの…?」


最後、私とダイヤを会わせるために…?



「はあ!?バッカじゃないの!?」



ルビーは立ち上がった。



「勘違いも甚だしいわ。おめでたい頭してるわね」


ルビー…。



「ダイヤはあんな生き方を選んだけど、私は悪魔よ。これからも悪魔として生きていくわ。でも、もうあんたと関わるとろくなことないからあんただけは不幸にしないわ。それを言いに来たのよ」



ルビーはまたそっぽを向いた。


ルビーと仲良くなれたらよかったのに。


いつのまにかそんなことまで考えていた。