「それってどういう…」


「私たち悪魔は、好きで人を不幸にしてるわけじゃない!人を不幸にしなきゃ死んじゃうの!」



………え?



「私たち悪魔は人を不幸にすると寿命が延びるけど、幸せにすると、その分寿命が縮むの!ダイヤはあんたを守ったり幸せにしたりしたせいで、寿命があと少ししか残ってないの!」



…なにそれ。


なかなか理解できない。



身体が震える。



「どうして?ダイヤは私に取り憑いてから楽しそうに意地悪ばっかり…」


「楽しそう?そんなの演技じゃない!ダイヤがしたことで、大怪我したりした?ダイヤは最初からあんたを不幸にする気なんて少しもなかった!それに…」



ルビーは私の顔をまた、きっと睨んだ。



「あんたにダイヤが取り憑いたの、ほんの最近だと思ってるの?」


「…………え?」