「おはよー」
「真珠、おはよう」
台所でお母さんが、朝ごはんの支度をしていた。
「…ねえ、お母さん」
「なーに?」
「このヘアゴム、私いつから使ってるっけ?」
「5歳くらいじゃないの?もう10年も使ってるのねー」
…5歳くらいから。
私の記憶があるあたりから。
「じゃあさ、誰にもらったか分かる?」
「さあ、気づいたらあなたが持ってたのよね。どうしたのか聞いても、もらったしか言わなかったし、誰にもらったのかまではちょっと」
…気になる。
このヘアゴムをもらった時の記憶、私にとっては一番古い記憶だと思う。
でも、その記憶はあいまいで、相手の顔が思い出せない。
今まであんまり気にしてなかったけど、だんだん気になってきた。
「真珠、おはよう」
台所でお母さんが、朝ごはんの支度をしていた。
「…ねえ、お母さん」
「なーに?」
「このヘアゴム、私いつから使ってるっけ?」
「5歳くらいじゃないの?もう10年も使ってるのねー」
…5歳くらいから。
私の記憶があるあたりから。
「じゃあさ、誰にもらったか分かる?」
「さあ、気づいたらあなたが持ってたのよね。どうしたのか聞いても、もらったしか言わなかったし、誰にもらったのかまではちょっと」
…気になる。
このヘアゴムをもらった時の記憶、私にとっては一番古い記憶だと思う。
でも、その記憶はあいまいで、相手の顔が思い出せない。
今まであんまり気にしてなかったけど、だんだん気になってきた。