「白金先輩ってすごいモテるんだよ!?1年2年もだけど、3年生の女の先輩たちも狙ってる人大勢いるって話で…」

「そんなん関係ない!やっと見つけた王子様だもん!全力でアタックするよ!」



白金先輩と仲良くなりたい!


そして…彼女になりたい!!



「まー希望はゼロじゃないかもよ?」



ミユちゃんは意味深に笑う。



「え?どういうこと?」


リナちゃんが聞くと、ミユちゃんは私をビシッと指差す。



「真珠は神の子よ!持ち前の超強運であっさり王子様を捕まえてもおかしくないわ!」


…そうだ。


私は超強運なんだった。



運が味方してる私は無敵なはずだ!



「白金先輩、待っててくださいねー!」



私は嬉しくなって、大声で叫ぶ。



「ちょ、ちょっと真珠!」


リナちゃんに呼ばれてハッとすると、教室のみんなが私のことを変なものを見る目で見ていた。