悪魔に取り憑かれました。

「あの…」


後ろから、誰かに声をかけられる。


二人で振り向くと、そこには私たちの高校の制服を着た女の子が経っていた。



「すみません、北高校の方ですか?」


「そうですけど…」


「よかった!私今日から北高校に転入するんですけど、道が分からなくて困ってたんです!」



女の子はパアッと笑顔になった。


転校生………?



「よかったら、ついていってもいいですか?」


「…真珠ちゃん、いい?」


「も、もちろん!」



白金先輩との二人きりの時間があ〜……。


ガッカリしたけど、そんなことは言えず、三人で登校することになった。