「ああ、悪魔の目の色はよく変わるから」



……え?


ダイヤはあっさりと答えた。



「…そ、そうなの?」


「赤になったり紫になったり、いろいろな」


「な、なんだあ………」



私はへなへなとその場に座り込んだ。



「なんだよ急に」


「だ、だって、ダイヤの身体に何か異常があるのかと思って…」



サファイアと戦って身体が弱ってるのかと思って、一瞬すごく心配になった。


なんだ、よくあることなのか…。



「ちげーよ。バカだな」


「何よ!心配してあげたのに!」



横になってても相変わらず口の悪いダイヤに、精一杯言い返す。


このやりとり、久しぶりだな。



いつもは嫌に感じてたけど、今日は何だか嬉しかった。