「ただし」
サファイアは私をビシッと指差した。
「あなたに関しては余程のことをしない限り目をつむりますが、ダイヤが純を不幸にするようなことがあれば、容赦はしません。いいですね?」
「う、うん!それは私が全力で阻止するよ!」
サファイアは笑った。
「変な人ですね。悪魔を守る人間なんて、初めて見ましたよ。私たちの姿が見えるのも珍しいですけど」
「あ!じゃあ白金先輩にはサファイアの姿は見えないのか」
「ええ、普通は見えませんよ、真珠が特殊なんです」
やっぱり、私って特殊なんだ…。
「でも、今までは天使も悪魔も見たことないよ?」
「悪魔はその辺に隠れてますが天使はそんなにあちこちいるもんでもないですしね。普段は下界にいませんから」
さっきまで敵意識が強かったサファイアだけど、意外と普通に話せる。
なんだか変な感じ……。
「サファイアは何で白金先輩に取り憑いてるの?」
なんとなく聞いてみると、サファイアは嫌な顔をした。
「取り憑いてるって言い方やめてください。私は天使ですよ?」
「あ…じゃあ、守ってる……的な?」
「そうですね、天使は人々を幸せにするのが使命ですから。特に純のような人間は幸せになるべきでしょう?」
「なんで?」
「純は心が純粋でとても綺麗な人間です。なのに小さい時から引っ越し続きで友達ができにくく、両親も忙しくてなかなかかまってもらえなかったようで、可哀想に思いましてね。だから幸せになるようにサポートしてきたんです」
心が純粋で綺麗な人間。
天使が言うくらいだから、本当なんだろうな。
やっぱり白金先輩はすごい人だな。
「あ、そういえばさ!」
「何ですか?」
「白金先輩って、私のことどう思ってるのかな……?」
サファイアが私と白金先輩が結ばれるようにしてたって言うなら、白金先輩、少しは私のこと………。
「さあ、それはどうでしょう?」
サファイアはニコッと笑った。
「えー!教えてよー!!」
「純に聞いてみたらどうですか?」
「天使のくせにいじわるー!」
「…何が幸せにするのが使命だよ」
え?
振り向くと、ダイヤがゆっくりと身体を起こすところだった。
サファイアは私をビシッと指差した。
「あなたに関しては余程のことをしない限り目をつむりますが、ダイヤが純を不幸にするようなことがあれば、容赦はしません。いいですね?」
「う、うん!それは私が全力で阻止するよ!」
サファイアは笑った。
「変な人ですね。悪魔を守る人間なんて、初めて見ましたよ。私たちの姿が見えるのも珍しいですけど」
「あ!じゃあ白金先輩にはサファイアの姿は見えないのか」
「ええ、普通は見えませんよ、真珠が特殊なんです」
やっぱり、私って特殊なんだ…。
「でも、今までは天使も悪魔も見たことないよ?」
「悪魔はその辺に隠れてますが天使はそんなにあちこちいるもんでもないですしね。普段は下界にいませんから」
さっきまで敵意識が強かったサファイアだけど、意外と普通に話せる。
なんだか変な感じ……。
「サファイアは何で白金先輩に取り憑いてるの?」
なんとなく聞いてみると、サファイアは嫌な顔をした。
「取り憑いてるって言い方やめてください。私は天使ですよ?」
「あ…じゃあ、守ってる……的な?」
「そうですね、天使は人々を幸せにするのが使命ですから。特に純のような人間は幸せになるべきでしょう?」
「なんで?」
「純は心が純粋でとても綺麗な人間です。なのに小さい時から引っ越し続きで友達ができにくく、両親も忙しくてなかなかかまってもらえなかったようで、可哀想に思いましてね。だから幸せになるようにサポートしてきたんです」
心が純粋で綺麗な人間。
天使が言うくらいだから、本当なんだろうな。
やっぱり白金先輩はすごい人だな。
「あ、そういえばさ!」
「何ですか?」
「白金先輩って、私のことどう思ってるのかな……?」
サファイアが私と白金先輩が結ばれるようにしてたって言うなら、白金先輩、少しは私のこと………。
「さあ、それはどうでしょう?」
サファイアはニコッと笑った。
「えー!教えてよー!!」
「純に聞いてみたらどうですか?」
「天使のくせにいじわるー!」
「…何が幸せにするのが使命だよ」
え?
振り向くと、ダイヤがゆっくりと身体を起こすところだった。

