私の前から消えないで

ガー _ありがとうございました_

自動ドアが開いて、冴木くんが出てきた。

「おまたせ!選ぶのつきあってくれてありがとな。」

「ううん、楽しかった!」

…やだ、なんか、別れの挨拶みたい。まだ別れたくない!

「ねぇ!お、お腹空いちゃった。ミスドにでも行かない?」

一世一代の勇気を振り絞って聞いてみた。

「良いよ。俺も今、誘おうと思ってた!」

心拍数があがり、顔が熱くなっていくのがわかった。

「よかった!行こっか。」

「おう!」

振り絞った勇気から生まれた私の言葉は、私を、進展という方向に導いてくれた。