私の前から消えないで

放課後が楽しみでならない。
好きな人と出かけることができるなんて、私は幸せだ。

授業なんて頭に入らない。すぐに放課後になった。

「羽琉!誰かと帰る約束してる?」

「依織…ごめん、今日、冴木くんと約束してる。」

「…一緒に帰るの?」

「うん。ごめんね。」

「そっ…か、今日は雨降らない予定だけど、気をつけてね?」

あっ…。そうか、運命…。

「うん、ありがとう!」

「うん、バイバーイ!」

「バイバイ!」

依織が教室を出ると、私は教室に1人残された。
ケータイをいじって冴木君を待つ。
冴木君、…どこ行ったのかな…。

《晴れ》

ネットで今日のこれからの天気予報をみてみる。
晴れだから、運命の心配はない。
たとえこれから運命が現実になるとしても、私は死なない。
冴木君も殺させない。

…絶対。