私は南宇宙。
中学三年生で今日は卒業式…
なんだけど、現在遅刻しそうな状況。
学校に向かって走っているんだけど、
嫌な予感がする…のは気のせいかな。
青信号で横断歩道を走っていると
何故だか横から大型トラックが…‼︎
私は渡り切れるけど、お婆さんが轢かれそうだった。
気づいた時には戻っていて、お婆さんを押し倒していた。
そのせいで、私は大型トラックに轢かれてしまった。
「ねぇ、大丈夫?」
「早く警察と救急車を呼んで‼︎」
そういう言葉を聞いているうちに、眠くなってきた。
そして私に呼びかけているOL女性に
こう言った。
宇宙「ねぇ、そこの…お姉さん、
あの…トラック…の番号、
○○の…◇の…****…だから、
よろしくね。
あと、△△学園…の卒業…生に
『今まで…ありがとう。さようなら。』
って、伝えて……くれる…かな。
両親……にも、
『ありが…とう…。親不孝…な…娘で…
ゴメン……なさい。』って。
お兄…ちゃん…と……お姉…ちゃん……
にも………会い……た…かった…な…。
さよ………う………なら…………。」
目が霞んで、身体はもう動かなかった。
宇宙(この世界で15年しか生きられなかったけど、楽しかったな。
家族、友達、先生…
多くの人に迷惑もかけたな。
私はもう生きられないけど、皆が前を向いて歩いていくことを望むよ。)
こんな事を考えながら、
意識が途絶えていった。