『タバサ!プレゼント

何が欲しい?』


《えっ?プレゼント?》


『あぁ~クリスマス

プレゼントだよ!!』



【キュン・・・】



《ん~何でもい~よ~ぉ

ナオは?あたしも何か

プレゼントするよ!》


『俺に?ん~そうだな~

考えとくな!』



ナオは学校近くの駅前に

車を止めた。


『俺、朝飯まだなんだ!

タバサは?』


《あたしは食べたけど~

ナオに付き合うよ?》


『おっありがとな!』



学校帰りによく行く

ファーストフード店に

寄った。




【ナオ…ご飯も食べない

で、あたしを迎えに来て

くれたんだ…キュン】




この時

あたしは、まだ何も

知らなかった――――