佐々木さんももう驚いた顔はしていない。けど今度は悲しげな表情をして話を始めた










「オレとあむちゃんは結局年離れてるし、付き合うとなると、


オレからしたらさ・・・もうその先にことも考えなくちゃいけないからさ・・・




そうなると、あむちゃんにとっては負担にしかならないんじゃないかと思ってたから



オレには言い出す勇気がなかったんだ



そんな意気地無しな男なんだよ。」




「そんなことないです・・・!初めてこんな気持ちになれたのも、こうやって言い出せたのも、佐々木さんがいたから・・・


もし、これから先のことを考えるのなら、私は佐々木さんと一緒にいる未来を考えたい!」



そう言った私の顔は自然と笑を浮かべていた。

目に溜まる涙とともに。


「・・・!ほんと・・・に?」




「はいっ!!」


泣きながらだけど力いっぱい頷いた




「じゃあ・・・オレの願い聞いてくれる?」





「あたりまえですよ!どんとこいです!」





「ハハッ笑ありがとう・・・



じゃああむちゃん・・・!



結婚を前提に付き合ってください」




「・・・!!」


そう言われた時は嬉しくて涙が止まらなかった。




「はっ・・・はいっ!こちらこそっよろし⋯っくお願いします⋯!」



その声は嗚咽に混じって言葉にならなかったかもしれない・・・。


けど、私は何度も何度も頷いた。






さっきよりももっと力強く・・・
















今日は私たちの今までの関係が終わった日・・・



そして、新たな関係が始まった日。