その声が・・・ただ名前を呼ばれただけの一言なのに一瞬でこの場が晴れてしまった。 恋の力ってこんなにすごいんだね それだけじゃない。 私はきっと心のどこかで思っていたのだろう。 もしかしたら・・・もしかしたら追いかけてきてくれるかもしれない、と。 (ほっ・・・ほんとに・・・来てくれた) いつの間にか、またキラキラした河川敷に戻っていた。