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「では、これより勝負を開始する。
両者構え…………始め!」
試合開始の合図が鳴っても動かない少年。
ただ剣を構え動かない。
先に動いたのは…………
「貴方が来ないのなら僕が行きますよ……!」
凄い勢いで走っていくウィル。
すると少年は構えていた剣を下ろした。
なっ……!
それでもウィルは走って少年に突き進んで行く。
このままではあの少年は大怪我を負ってしまう。
「ウィル!!止まれっ!」
俺が大声で指示するとウィルは驚きこちらを見たが、ウィルの勢いは止まらずそのままウィルの振り上げた剣は少年へと振り下ろされ…………
キンッ……!!
剣と剣が当たる音。


