「……分かった。勝負をしてもいいが、ウィル。相手は子供だ。少しは手加減しろよ?」 俺は笑いながらウィルに言った。 そう。相手は子供だ。 10歳ぐらいの子供に怪我なんかさせたら大変だ。 「ねぇ。王子様……。 僕を子供扱いしないでくれる? てか、手加減されなくても僕負けないから。」 冷たく低い声。それと凄まじい殺気。 子供とは思えない程の圧力。 俺は少しゾクッと背筋が凍った。